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育休はキャリアの足踏み期間? 30代パパが資格に合格した勉強法

育児情報

「育休を取るとキャリアが停滞するんじゃないか…」

30代に入り、部下を持つ立場にもなり、仕事に多くの時間を費やしていた私にとって、育休取得は正直、少しばかりの不安を伴う決断でした。しかし、妻の妊娠を機に、子どもの成長を間近で見られるかけがえのない時間は今しかない、キャリアは後からいくらでも取り返せる、そう考え、思い切って半年間の育休を取得することにしました。

育休中に見つけた、新たな価値観と未来への種

育休に入ってまず感じたのは、家族と過ごす時間の豊かさでした。仕事に追われる日々では考えられなかった、子どもとじっくり向き合う時間。そして、もう一つ、私にとって大きな変化だったのは、将来について、何のしがらみもなく、じっくりと考える時間を持てたことです。

会社員として働き続けるのか、それとも別の道に進むのか。将来のキャリアについて模索する中で、ふと「資格取得」という選択肢が頭に浮かびました。何か具体的な目標を持つことで、育休期間をより有意義に過ごせるのではないかと考えたのです。

数ある資格の中からFP(ファイナンシャルプランナー)と簿記を選んだのは、これまでお金のことに対してどこか他人事だった私が、育休中に少しずつ減っていく貯金残高に漠然とした不安を感じ始めたことがきっかけでした。まずは、自分自身のお金に関する知識を深めたい、そして将来的にはそれがキャリアにも繋がるかもしれない、そう考えたのです。もちろん、この後も資格取得だけでなく、仕事に関する勉強も継続して行っています。

抱っこ紐と朝活が相棒! 怒涛の育児と両立させた勉強法

育児と勉強の両立は、想像以上に大変な道のりでした。しかし、試行錯誤の末に見つけ出した私なりの勉強法をご紹介します。

寝かしつけは最高のリスニングタイム! YouTube音声学習の活用術

まず、大活躍してくれたのがYouTubeです。特にFPの分野では「東大FP ほんださん」、簿記の分野では「ふくしままさゆきさん」のチャンネルをよく視聴していました。

寝かしつけで抱っこしている時、片方の耳にイヤホンを装着し、ひたすらお二人の講義を聞き続けました。音声学習の最大のメリットは、両手が空くこと。子どもの顔を見ながら、家事をしながら、場所を選ばずに学習できるのは本当に助かりました。

もちろん、デメリットもありました。聞き慣れない専門用語が出てきた時、映像がないためイメージが湧きにくいこともありました。そんな時は、後で時間がある時に動画を見返したり、参考書で確認するようにしていました。片耳イヤホンにしたのは、子どもの泣き声や物音を聞き逃さないためです。安全面にも配慮しながら、スキマ時間を有効活用しました。

朝の静けさが集中力を生む! 早朝起床のすすめ

生活リズムを完全に子ども中心に切り替えたのも、育休中の大きな変化でした。5歳になる娘もいたため、夜20時には一緒に就寝。0歳の子どもが夜中に起きた時はその都度寝かしつけをしましたが、私の場合は朝4時頃には自然と目が覚めるようになりました。そして、朝7時までの3時間を勉強時間として確保しました。

朝活のメリットは、とにかく静かなこと。家族が寝静まっているのはもちろん、テレビの放送もほぼないため、誘惑がありません。集中して勉強に取り組むことができました。ただ、デメリットとしては、一人で黙々と作業するため、どうしてもダラダラしてしまいがちなこと。タイマーを使ったり、課題を細かく区切るなど工夫が必要でした。

家事は学びの宝庫! ながら学習で知識を定着

洗濯物を畳みながら、料理をしながら…家事をしている時間も、私にとっては貴重な学習時間でした。YouTube講座の内容をひたすら口に出して復唱するのです。声に出してみることで、曖昧な部分や理解が不十分な箇所が明確になり、良い復習になりました。

もちろん、妻には事前にこの勉強法を伝えて協力をお願いしました。そして、「子育ては決して手抜きしない」と約束しました。家事をしながらの学習は、あくまでも「ながら」です。子どもの安全に常に気を配り、家事が疎かにならないように注意しました。

意識的な休息が集中力を高める! 私なりのメリハリ術

勉強ばかりの日々では息が詰まってしまいます。私なりの息抜き方法は、軽い運動を取り入れることでした。子どもを抱っこ紐で抱っこしながらスクワットをしたり、ストレッチをしたり。適度な運動は、ストレス解消になるだけでなく、眠気覚ましにも効果がありました。

育児あるある! 計画通りにいかない日々との向き合い方

育児と勉強の両立で一番大変だったのは、子どもの都合でスケジュールが大きく左右されることでした。特に0歳児のぐずるタイミングは予測不可能。問題を解いている途中で泣き出して中断せざるを得ない、なんてことは日常茶飯事でした。

試験前は焦りを感じることもありましたが、「落ちても仕方ない」と、自分に過度なプレッシャーをかけないように意識しました。完璧主義になりすぎず、できる範囲で努力することを心がけました。

悪魔の囁き!? 遊びの誘惑を断ち切るためのマイルール

趣味の漫画を読むために、ふと漫画喫茶に行きたくなる衝動に駆られることもありました。しかし、そんな時は必ず自分の優先順位を思い出すようにしました。私にとっての優先順位は、1位が子育て、2位が妻との時間、そして3位が勉強。漫画喫茶はそれ以下なので、潔く諦めることができました。

努力は裏切らない! 資格取得がもたらした自信と変化

FPと簿記の資格取得は、私にとって大きな喜びでした。今まで取得した資格といえば自動車免許くらい。努力が目に見える結果に繋がったことで、大きな達成感と自己肯定感を得ることができました。

そして、資格取得は、妻に「自分は努力できる人間だ」と証明する機会にもなりました。育児に奮闘する妻に、少しでも安心感を与えられたのではないかと思います。

また、育児に追われる毎日の中で、どうしても子育てに関する情報ばかりに目が行きがちになります。しかし、資格取得に向けて勉強することで、育児以外の分野にも意識を向けることができ、結果的に冷静な視点で子どもと向き合えるようになったと感じています。

復職への不安を自信に変える! 育休中の学びがもたらす効果

現在、私は復職に向けて、仕事に関するYouTube動画を積極的に視聴しています。育休中に培った学習習慣は、復職後のスキルアップにも繋がると確信しています。

復職後の働き方を具体的にイメージしながら、自分が困りそうなこと、苦手な分野を中心に学習することで、復職に対する不安はほとんどありません。むしろ、新しい知識やスキルを活かして、会社に貢献できる日が待ち遠しいです。

育休中のパパへ伝えたい! キャリアアップと子育ての両立は可能だ

「育休を取る=子どものためだけの時間」ではありません。もちろん、子どもとの時間は何よりも大切です。しかし、自宅でスキマ時間を活用して勉強することで、育休期間中も着実にスキルアップできます。そして、それは決してキャリアの足踏みではなく、復帰後の活躍を後押しする力となるはずです。

だから、育休取得を迷っているパパには、ぜひ一歩踏み出してほしい。そして、もし時間があるのであれば、自身のスキルアップにも挑戦してみてください。得た知識やスキルは、自信となり、復帰後の不安を解消してくれるはずです。かけがえのない子どもとの時間を大切にしながら、自分の未来への投資も両立させる。そんな欲張りな育休の過ごし方も、きっとできるはずです。

まとめ

30代で育休を取得し、FPと簿記の資格取得に挑戦した私の体験談はいかがでしたでしょうか? 育児と勉強の両立は決して楽ではありませんでしたが、工夫次第で必ず道は開けます。育休期間をただの休みと捉えるのではなく、自己成長のチャンスと捉え、積極的に行動することで、その後の人生をより豊かにすることができると私は信じています。この記事が、育休中のパパ、これから育休を取得するパパの背中を少しでも押せるきっかけになれば幸いです。

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